音楽療法科


この学科の特徴は音楽だけでなく、臨床心理学や障害者福祉論で新しい療法の形を考えていきます。一年目は音楽と療法の理論、声楽、ピアノの実技を通して音楽療法士の土台を作ります。二年目からは施設実習を取り入れて、患者(クライエント)とのコミュニケーションから自身に対する音楽療法の在り方を分析していきます。

日本音楽療法学会 音楽療法士(補)受験資格校にも認定されています。


基礎科は講座内容の多くが音楽理論と音楽療法の概論、そして歌とピアノの実技といった基礎を学びますピアノと歌は音楽療法のいろいろな場面で用いられて欠かす事のできない存在です。唱歌、演歌、アニメ、ポップスなど、どんな曲でも歌えて伴奏ができるように技術を高めていきます。ピアノと声楽のレッスンは、ピアノが1レッスン25分、声楽が25分のマンツーマン指導です。レッスン時間は増す事も可能で、個々にあわせたレッスン内容となっています。

音楽療法の現場では、患者(クライエント)にあわせて曲を選び提供する必要があります。各時代の音楽と時代背景を知る事で選曲の幅が広がりクライエントに相応しい曲を見つけやすくなります。そのためにも西洋とポピュラー音楽の歴史を取り入れています。楽典、心理学、療法概論など、各方面の基礎知識と共に学んでいきます。


卒業生の現在

日本音楽療法学会認定音楽療法士

長谷川 里子
ピアノを教えること、音楽療法をすること、このどちらも必要なのが、相互の信頼関係を作り出し、伝えたいことを伝えやすくするための「技」だと感じています。そのための日々の勉強で多くの知識を得ることが技術を向上することにもつながると思います。

自宅でのピアノ教室の他、児童デイサービス施設や高齢者のケアセンターにおいて音楽療法を担当していますが、この仕事で大切なもうひとつのことは「ユーモア」と「思いやり」だと実感しています。

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